日々徒然ときどきSS、のち散文
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2006/11/21(火)
最終選考


分かってる分かってる分かってる。

浮かれてばかりはいられない。

選ばれた、わけではないのだから。

でもでも、それでも。

ほんの欠片でも、認めてもらえたのかも、しれない。

その事実はこの心を酷くみっともなく浮かれさせてしまうのだ。





正しいか正しくないかは分からないけど。
やっぱり言葉が好き、なのであって。
それを何度も反芻しながら、自分のも心があるのだと気付く。
常にあるものなのに、人はそれを忘れがちなのだということにも、気付く。

誰かに届けたい、言葉があるんだろうって。
ひどく柔らかい気持ちでそれを思い出した。
忘れていた、わけじゃない、はずなのだけれど。
磨耗していく日常で見失ってしまうことってやっぱりあるんだなあ。
だから、今日も。みっともなくも情けなくも、手放し難い言葉に縋り続ける。

私は、言葉が、好きだ。





嗚呼、人の心の何と御し難いことか。

そしてその認めてもらえた、という事実は。

また明日への糧になっていくのだ。

単純ながらも、私はやはり。

心に流され踊らされる、人間の一人なので。