日々徒然ときどきSS、のち散文
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2006/07/24(月)
君が望むなら


その言葉は多分

許容などではなく

じわりじわりと

逃げ場を奪って行くような






20日の日記に書きましたアプリゲー、クリアしましたー!いえあ。
本日のタイトルはまんまそのゲームからです。
チェシャ猫が言うんです。
主人公に向かって。幾度となく。

「僕らのアリス。君がそう望むなら」

ひー!
こんなん言われた当初からチェシャ猫贔屓になりますわいな!

とりあえず真EDらしきものからバッドエンドまで数種類見たわけです。
てゆっかまあ「かまいたちの夜」系ですから真ED以外はバッドばっかですけれども。
つうか真EDではラストの分岐が5種類あったりするんですが、この5種類全部見て初めてEDの話が一つに完成するって感じでしたね。
全部見て良かった。
普通に面白かったよ。

んで、こっからはネタバレ激しいのでこれからやる人の為に反転。
20日にも言ってたチェシャ猫と逃げちまえED、ホントにありやがりました!!!
話を進めるにつれ「あーコイツ人型だけどホントに猫なんだ…じゃあ猫とはないんだろうなあ、つまらん……」とか思ってたんですけど! ど! ど!
(先に最終章のヒトガタEDとか見ちゃってるから余計にね。あ、でもあれはあれでラブだよねと思う)
うっかりきっかりありましたよ猫EDが。

しかもEDでは一人称が猫。猫ってばアリス大好きだよ。好きすぎるよ。
それまでもコイツホントにアリス好きだなあ…と思ってましたが(そんでもってアリスが段々猫に心許してくのがイイ)、猫EDはちょ、ホント、ある意味理想でした(笑)
それまで「僕らのアリス」だったのが「僕のアリス」って言うし。
自分の意思をそれまでになく饒舌に語り出した時に「あ、スイッチ入った」って思ったもんね。
「守ってあげる」とかぎゃー!
だって愛しいとか言っちゃうんだよ!
抱き上げて肩に乗せてそのまま歩くんだよ!(これはシナリオ上元からやってますが)
どこ行くの、の問いかけに「いいところだよ」って何かこのまま二人だけの世界っつーかー!
いやどっちかってーと拉致監禁のノリか。
僕だけのアリス鳥篭に閉じ込めて誰にも見せないからね、みたいな。


ええと、まあ、爛れた感想もありましたが面白かったんですよ、と。
対応機種でかつ興味を持たれた方はちょろっとどうぞー。
でした。





それが牢獄であり

鎖であり

甘いお菓子なのだと

気付いた時には

もう