日々徒然ときどきSS、のち散文
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2005/04/04(月)
その眼差しは


その一瞬に

君が何を想ったのか

僕も

僕の後ろも

全てを通り越した遠くを

空の彼方よりも

海の向こうよりも

ずっと遠くを






センバツ終〜了〜。
で、ございます、よっ。
うをー鹿 児 島 負 け た 。
けど、カッコ良かったよ!!
勝った愛知も、準優勝だった鹿児島も、カッコ良かった!

ていうかね、自分。
センバツ見て泣かないでください、みたいな(笑)
何かね、色々ね、うん。
これ、鹿児島だからヘタに応援しちゃってるからっていうのもあると思うけども。
うえー、泣けちゃった。
チアの子の涙とか、勝ったチームの記録係(監督の娘さんらしい)が泣いてるの見たりとか、つられつられ。
ええいああー君からもらいなきー♪(ちと古い)

名電が勝ちを決めた、その瞬間に投手がきらきら〜、って満面の笑顔になったのにも泣けてしまった。
マウンドに駆け寄って行くチームメイトとか、ああもう何だよ泣かすなよ、みたいなね。
てゆっか自分、ちょっとしたことで泣きすぎだから。
何でそんなに泣いてんのか自分でも分からんわ(笑)

まあそんなこんなで色々あったわけですけれども。
そんな中でも印象に残ってるのが、8回表・神村の攻撃の1場面。
2アウト1・3塁、バッターは3番で(確かキャッチャーのコ)何とか打ってこの場面で4番に繋ぎたい、という何とも胃が痛くなりそうなシチュエーション。
前半に点を取られていた神村は、何とかしてここで点を稼ぎたい。9回表で追いつくその為にはここで4番に回して大量点を獲得したい、そんな場面で。
結局、3番のコは打てなかったわけですが。
3アウトとられた、その一瞬にカメラがバッターの表情をアップにしたわけです。
その、その時の表情が……っ!!!
何とも言えない、一瞬なのにいろんなことを感じさせるような見てる方の胸をどん、と突いてくるような顔をしてたわけです。ホントに一瞬のことでしたけど。

そこでね、うん。ボロボロ泣いてしまった……
今回一番泣いたのがここでした。
刹那であっても、人の心が遠くにいくことってあるんだなあ、って。思ってしまった。
俯いてはいなかった、だけど前を見据えているその分、壮絶に綺麗で心臓を鷲掴みにされたような気分になった。
ああ、言葉が足りない。ボキャブラリーも表現力も全然追いつかない。
本気の感情って、書けば書くほど指先からすり抜けて零れ落ちて、見失っていくような気がするよ。

くぅー。高校野球でこんなことを考えてしまう日がくるなんて、予想だにしなかった。
だから人生ってば何が起こる分からなくって面白いなあ。
あの一瞬にあのコの中にあった、多分嵐みたいな感情が何だったのか、それは本当の所は分からないんだけど。だってそれってば本人にしか分かりえないものだから。
でも、その断片を見たことで震えがきたのは、ホントだよ。


そんで、結局表彰式とか全部終わるまで見てしまってました。
何だかもう、虜ですよみたいな(笑)
しかもこれまた、中継終わって番組終わる時がさぁ。
今回の場面のハイライトみたいなので。
最後の最後が、優勝した名電がマウンドに駆け寄って掲げたその拳やら腕やらをアップにしてフェードアウトなんですよ。
ちくしょう……っ!!!!
演出 う ま す ぎ る……

あーもー、でもホント色々刺激されました。
強い強い感情は、一瞬だけでも充分人の心を動かすもんなんだなぁ。
そういうのを、書けるようになりたいなぁ。
まさかセンバツでそんなんを感じるとは。おそるべし。
てなわけで、センバツ終了です。
夏大に向けて球児は走り出すと思うのですが。

ありがとでした。


……あと、ここ数日センバツセンバツ気持ち悪いほど言っていた日記にお付き合いくださった皆様方にも、惜しみない愛と感謝をこめて。
とりあえず夏までは大人しくなります、と思いますー(笑)

ああっ、ジャンプ感想書いてないー。
えとえと、ラストに出てた次の試合の監督さん? なのかしら。ボンテージっぽい黒服ないすばでーな新キャラが。
黒撰で頑張ったのに、また何かスゴイことやっちゃうの信也さん……
個人的にはまだメインで扱われたことのないメンバーに焦点が当たるような展開だと嬉しいなあ、とか思ったりするのですが。
司馬とか兎丸とか、猪里さんでもよし。裏をかいて一宮さんでも可(笑)

ブリチ、恋ルキ夫婦にどきどきしました。展開が大変なことになってるというのに関わらず、そらもうお姫様だっこー!! とか(怒られろ)
いいよね、ここはもう夫婦だよね! あ、夫婦の読みはめおと、ですよ。
また来週から戦闘三昧なのかしら。織姫ちゃんの出番ください(てめぇ)





君の

遠くを見た眼差しを

追うことが出来たなら

同じものが見られたなら

繋いだ手と手の温度は

同じになっただろうか

その手を

離さないままで

今でもいられただろうか