日々徒然ときどきSS、のち散文
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2005/01/17(月)
そんな僕が居るよ


確かなものなんて分からなくて

正しい事も

間違った事も

進むべき道も分からない

迷い続ける僕たちだけど






阪神淡路大震災から10年ということで。
TVで特集やってるのを見ながら、あの朝の心地をぼんやり思い返していたりしました。
学校行くんで朝起きてきたら、TVに写ってるのは何やら見たことないような光景で。
高速道路が倒れてるのだったかな、とにかくその現実離れした光景に呆然としたのを覚えてます。

自然災害は、感情のぶつけ所がないからどうしようもない。
ただもう、辛い。
だからつってテロに報復すんのが単純にいいとも言えないんだけどあーもー矛盾概念。(9/11の同時多発テロもかなり凹んだからな自分…)


……欺瞞、なのかなぁとも思うんですよ本当は。
その場に居たわけでもない自分が、メディア…TV、新聞、本などの情報だけでこう、なんかどうしようもないもやもやした気持ちを抱えてしまうのって。
だって自分はどうしたってその場にいなかったんだから。
そういうのを見て、聞いて、痛いような気分になる自分は実際その場にいた人たちに対してすごく失礼なのかなぁ、と。

思うのだけれど、そういう風になっちゃうのはどうしようもない。
もう10年、まだ10年。
これから先を歩く人たちに、ただ祝福あれと。
たとえばこう言ってしまうことを偽善だとか欺瞞だとか言われても、そう思う気持ちに嘘はないんだよとしか返せないから。
私は私なりの言葉や感じ方で、これからも。





迷い道の果てにあるものが

望んだものでも

そうじゃなくても

歩んできた事実は嘘じゃない

あの頃を振り返って

僕はただ心穏やかに

そう思うんだ