日々徒然ときどきSS、のち散文
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2004/12/21(火)
それは、無邪気で残酷な


笑わないで

子供のように

子供に憧れた大人なくせに

泣かないで

何も知らないように

何もかも知っているくせに






今年最後の更新が芭猿別れ話になったら怒られますか。

いきなり何を言い出すんぢゃーい。
って感じなんですけど。
下書きメモってある話を打ち込みたいなぁぁ、とか。
思ったり思わなかったりしてるもんで。
ていうかやらなきゃならないことはあるのにどうしてか他のことに逃避したくなる人間の厄介な心理ってなんとかできませんか。(例・テスト前の部屋掃除など)

しかし、冬ってどうにも淋しい話が書きたい病なのかもしれない自分。
昨年のラスト更新も片想いな話だったしな〜。(目線を合わせて笑って、芭→猿/2003.12.26更新)
冬にこそあったかーい話を書けばいいのにな。

冬のね、張り詰めた空気が好き。
空が澄んで、星が綺麗に見えるのも。
だけど、寒いと少し心淋しくなったりする。

から、淋しい話になっちゃうのかも。
でも冬は好き。
指はかじかんで冷たくなるけど頭は働くからね。打ち間違っても直せばいいだけだし。(ていうか結局その辺に集約していくんですかアンタは)
夏が、というか夏になる前の空気がホントに洒落になんないぐらい駄目な人だから。せめて冬は好きでいないとね(笑)


雅が冬が苦手だと言ってるのと同じように、私は夏になる前が苦手なのだ。
だけど今年は忙しくてそうでもなかった。その忙しさには喜ぶべきことも困惑するべきことも含まれてはいたけれども。
それは多分、喜ぶべき変化なのだろうと思う。
雅もインタビューで最近は忙しくて冬との巧い付き合い方を覚えたと言っていた。それはやっぱり喜ばしいことだと思う。
人は変わっていくんだ。いいことも悪いことも。

悪夢は確かに、今でもまだ時折浮上してきては私を苛むけど。
そっと喉元を締めるそれに、以前ほど苦しむことはなくなった。
冷えた首筋を、両手で締めるみたいに掴むこともなくなった。
ゆるゆると、絡んだ糸はいつか解ける。それを忘れることはないだろうけれど。
瞼の奥にある悪夢は、今の私を突き落とすことはできない。
それはきっと、喜ぶべき変化だ。

変わっていくことは、淋しくもあるけれど悪いことばかりでもないんだ。
自分の中に在る、不変のものがちゃんと見えてるから。
大切なひとたちが周りにいるから。
全てを見据えて、ここに立っていようと思う。


……思いがけずシリアス独白になってもた。





アンタの言葉はいつだってあたしを苦しめる

哀しめる

そうして同時に抱き締める

ここから動けなくする

その残酷なまでに無邪気な強さと美しさで

この心を縛る