不定期連載「天国の涯【ヘヴンズエンド】」連載回数10回突破記念のお遊び企画です。
世界観壊したくない方はお読みにならない方がよろしいかと存じます。
イメージ的には雑誌etcのインタビューです。
どうせなら縦書きにしたかった…(笑)
お呼びしたのは天国氏と御柳氏でございます。
それでは、世界の壊れるインタビュゥ(笑)、後悔の念を抱かれない方はどうぞv
●天国の涯も10回目を迎えた訳ですが、どうですか?
天国(以下天)「撮影そのものは早いんすよ。一回が短いんで」
●御柳君はどうですか?
御柳(以下芭)「あー、まぁボチボチじゃないっすか。観てる人はなかなか進まないから苛々してるかもしんねーっすけど(笑)」
天「うわ、言いきったよ出演者が」
芭「や、実際そうっしょー。小出し小出しで、出てくる奴らが何考えてるか抱えてんのか分からんねぇし? 俺、自分が観る側だったら絶っ対イライラしてんね」
天「でもそれ、先が気になるから結局観るんだろ?」
芭「そうかも(笑)」
●(失笑)先手取られちゃいましたけど、登場人物が何かを抱えてたり背負ってたりというのがあちこちで暗示されてますよね? それについてはどう思いますか?
天「ぶっちゃけていいですか?」
●はい、是非
天「俺らも詳しいこと、知らなかったりするんすよね」
●そうなんですか?
天「あらすじみたいな大まかなことは聞かされてますけどね、流石に。でも踏み込んだことまではまだ知らされてなくて」
芭「俺的予想はまだ考え付いてないに一票(笑)」
天「出番減らされっぞ、そんなこと言ってっと(笑)」
芭「大丈夫大丈夫。俺人気あるから」
天「……パイの中にガラスの破片入れられちまうぞ、そのうち」
芭「古いっつのそのネタ」
●……ガラスの○面?(笑)
天「よく分かったっすね(笑)」
芭「スタッフの誰だかが持ってきたらしいんすけどね、今俺らの間でブーム到来中してて(笑)」
天「出待ちの楽屋とか凄い異様な光景だよな。男どもが揃って少女漫画貪り読んでるから(笑) 台本そっちのけで」
芭「ま〜俺ら以外ってそんなに出番もねぇしな。暇つぶしには丁度いいんっしょ」
●現場、楽しそうですね?
芭「や、まだ切迫してねーからっしょ。10回やって住人紹介終わってねぇしな?」
天「ホラ、連続テレビドラマ小説の不定期版だから、何たって」
芭「ていうか質問にちゃんと答えないまま話題転換してんよ、いつのまにか」
天「……質問なんだっけ?」
芭「(爆笑)」
●登場人物が時折覗かせる過去についてどう思いますか、って話ですね。
天「あー、そっかそっか。なんで話ずれたんだっけ?」
芭「恐ろしい子ッ! からだろ(笑)」
天「(笑) 恐ろしいのはお前だよ(笑)」
●そのネタはもういいですから(笑)
天「すいません(笑) まあ俺の場合はあからさまっすよね、過去に色々あったんだろうなって」
芭「うん、すげえ丸分かり」
天「まぁそれは俺じゃなくて書いてる人に言ってくれって話なんだけど(笑)、俺だけじゃなくて登場してる奴らは皆が皆何か抱えてると思ってもらえれば早いんじゃないかと思いますね」
芭「おー、大胆なネタバレ(笑)」
天「うっさいよお前(怒) さっきから茶々ばっか入れやがって」
●まぁまぁ。御柳君はどうですか?
芭「んー、大体今言われた感じなんだけど」
天「ちゃんと喋れ」
芭「(苦笑) 補足すんなら、登場人物ってーのは名前も出てこない一回こっきりの出演の交通人、とかも含むんすよ」
●と、言いますと?
芭「人間誰しもが生きてりゃ何かしら背負ったり抱えたりしてるもんっしょ。それが嘘だったり救いだったり、そういう差はあるかもしんねーっすけど。この話に出て来る奴らも、結局はそういうのと同じだってことっすね」
天「うん、一見すると特別に見えるような切り取り方されてますけどね。事実は小説よりも奇なり。そういうことじゃないのかなって。自分以外の誰かの生き方、その人生や歩んできた道ってのはどれも特別に見えたりするじゃないですか」
●天国の涯の住人も、今自分の隣りにいる誰かと変わらない、と?
天「ひらたく言っちゃえば」
芭「隣りの芝生は青い、ってね」
天「自分が当たり前だと思ってることでも、他の人からすればそうじゃなかったりするじゃないですか。この話の登場人物たちの日常も、そんな感じなだけなんですよね」
●本人にしてみれば特別でも何でもない、日常のことだ、と。
芭「そ。例えば今こうして喋ってることだって、俺たちにしてみりゃ別になんでもないことだけど。他の誰かから見れば奇跡に見えるかも。つまりはそーゆーことなんすよ。……多分」
天「そこで多分てつけんなよ(笑)」
●展開的にはまだまだこれから感が大きい天国の涯ですが、最後に観ている方へのメッセージをお願いできますか?
天「え、と。なんだか色々隠し持ってるような奴ではありますが、役割的には主人公兼ストーリーテラーみたいな感じ?」
芭「何でそこで俺に聞くんだよ(笑)」
天「失礼しました(笑) これから先に進むごとに色々明かされていくと思うんで、よければお付き合いください」
芭「新住人で何気に話を転がしに来た奴、ってのが俺の役割かな? 飄々としつつもきっちり暴いていきましょーかね?」
天「その悪い笑い方やめれ。ていうかこれ読んでる人には見えないから(笑)」
●本日はありがとうございました
天「あ、はい。こちらこそ」
芭「お疲れっした〜」
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