日々徒然ときどきSS、のち散文
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2003/01/13(月)
SS]会いたいよ。(たとえばアナタの声が聞ければ)(ナルト/サスケ←サクラ)


会いたいよ。


傍にいたいよ。

姿が見たいよ。

その目にあたしが 写ってなくても。



それでも、アナタと

同じ場所で

同じ空間で

同じ空気を吸っていられるだけで嬉しいの。

同じ時代に生まれて

その存在を知ることができて

こんな心地を知ることが出来た。



それだけで嬉しいのにね。

幸せなことなのにね。

どうして"もっと"を求めちゃうのかな。

もっとアナタを見ていたい。

一緒にいたい。

あたしを見て欲しい。

言葉を交わしたい。



たとえば。

そう、ねえ、たとえばだけど。

アナタがあたしを呼んでくれれば。

あたしを呼ぶアナタの声が聞ければ。

それだけできっと、

天にも昇る心地になれるのにな。

だって、目が合ったそれだけで

こんなにも嬉しくなるなんて反則でしょう?



ひどいよね。

あたしにこんな思いをさせておきながら

アナタはまるで知らない素振りなんだもん。

ううん、実際知らないに決まってる。

それでもね、

それでも、その横顔を見てるだけで幸せな心地になれるって、

ねえ、馬鹿みたいだと思うよね。



でもね。

アナタの存在を知って

こんな心地を知って

たとえそれがどれだけ苦しいことでも

あたしはきっと後悔なんかしないから。

同じ時代に生まれて

同じ空間で

同じ時間を過ごして

同じ空気を吸って

そうやって生きてること。

奇跡みたいな確率でそれでも出会えたこと。

後悔なんて絶対しないの。

だってそれがどれだけ幸福なことか

あたしは分かってるから。



この思いがね。

どうしようもなくて

ただ切なくて

ただ重くて

泣ける時だってあるけれど。

その涙だって幸せなんだって言い切ってやるわ。

誰が何と言おうと

あたしは幸せなの。



ねえ

だから

アナタに会いたいの。

声が聞ければ幸せだけど。

横顔じゃなくて

真正面から見据えてくれれば嬉しいけど。

何より会いたい。

傍にいたい。

姿が見たい。

それだけで幸せになれるんだから。

安い幸せだって、

笑ってもいいよ。

その笑顔だってあたしには嬉しいから。




会いたいよ。


ただ それだけ。











NARUTOです。サクラちゃんです。
あまりに本誌で出番を忘れ去られているので(この子も7班でしょきっしー!!)その切なさをぶつけてみました。
サクラちゃんから、サスケ君へ。
と見せかけてむしろ私からサクラちゃんへ(爆笑)
いやいやいや、サクラちゃんの切ない思いですよ、ハイ。
ちうか昨日に引き続き片想い物っすな。
そしてまたも己の心境混じってますが。乙女やのうまったく(笑/イヤ笑ってる場合ではなくなんだが…)