日々徒然ときどきSS、のち散文 |
1981/01/18(日) |
[散文]あーしたテンキになーぁれ? |
叫びたい 喉が枯れるほど 叫びたい 血を吐くほどの勢いで でも 叫べない 何を叫べばいいのか 分からないから 何が苦しいのか これが苦しいってことなのか 悔しいだけなのか それとも哀しいのか 分からないんだ ぐるぐる渦巻く精神模様 晴れの日 雨の日 曇りの日 雪の日 台風 霰の日 全部一緒でごちゃごちゃなんだ 一緒くたで 混沌としてるのもいいところ 思い出すのは 忘れられない記憶 脳裏にやきつき 離れない思い出 思い出が優しいだなんて嘘ばかりだ やさしくなんてないのに これっぽっちも 時が解決してくれるなんて 気休めにもなりゃしない 解決してくれるってんなら どうして擦り切れてくれない? 忘れさせてくれない? 解決どころか 己の思考も混じえて ひどいことになっちゃってるのに ただもう 吐き気が増すばかりなのに 嘘を吐きなれた唇は 弧を描く 捨てられないのは 片付けが下手だからなんだ いつか使うかもしれない これは思い入れがあるから そんな理由で狭くなっていくのに でも捨てられない それすら『自分』を形成するものだから 一部だから ぐるぐるな精神模様で それでも辿り着くのは いつも同じような答えばかりで それは多分 分かっているからで どんなものであれ 受け容れるしかないって 分かっているからで それは諦めじゃなくて むしろ前向きなくらいな心構えがあるからで 狭くなったなら 部屋を広くしちゃえばいーぢゃん 壁ぶち抜いてでも なんて無茶苦茶なこと考えたりしてるわけで そんでもそーすりゃ問題解決 万事オーケー 家庭円満 なわけだからさ ネガティブ ポジティブ どっちもおんなじ ぐるぐるな思考に苦しめられても それをするのも自分なわけで どうしようもないなんて笑いながら まぁいいかって言ったりするんだ きっとまた苦しいとおもうよ 泣きたくなったり どうしようもない想いに不安にもなるよ 過去の罪に その記憶に苛まれてねむれなくなったりもするよ 優しくなれないことに悩んだりもするよ でも それでもいいよ 自分は自分 それを見失わなければ平気だ なーんて さ 当たり前なことを今更言ってみちゃったりするわけで そんでも気付けて良かったから そう思うから これから先も 同じことを何度も言ったりしちゃうんだろうな とりあえず今は あーしたテンキになーぁれ あーした転機になーぁれ? (2004.1.18) |